フェイスリフトを受けたメルセデス・ベンツEクラス公開

公開 : 2012.12.13 20:01  更新 : 2017.06.01 01:22

メルセデス・ベンツEクラスに大幅なアップデートを行った。そのフェイスリフトは、スタイリング、エンジン、標準装備、安全装置、そしてハイテク・オプションにまでわたる。それは、メルセデスの歴史の中でも、かなり広範囲にわたる変更と言えるものだ。

この新しいEクラスは来年3月より順次発売になるが、その前、1月にデトロイトで行われるモーターショーで一般公開される。価格はまだ発表されていないが、メルセデスによれば現行モデルから大きく変わることはないという。ベース・モデルのE200 CDIは、現行の29,125ポンド(390万円)と同程度となりそうだ。

そのスタイリングの変化は、フロント・エンドが顕著だ。1995年以降、Eクラスのキー・デザインといえた4灯式ヘッドランプが遂に廃止され、コンベンショナルなものとなった。標準でLEDデイタイム・ランニング・ライトを持つ、集合型のヘッドランプに変更されたのである。

また、フロント・グリルもヘッドランプの変更に伴いデザインが変えられている。このフロント・グリルは2タイプある。ひとつは伝統的なもの、そしてもうひとつがスポーティなものだ。更に、フロント・バンパーとボンネットも修正を受けている。

リア・ホイールアーチは、スムーズになり、よりまとまりのあるラインとなった。新しいプレスラインは、ドアからテールランプまで繋がり、横方向が強調されたリアの新しいLEDグラフィックとうまく融合している。また、リア・バンパーもリデザインされている。

エンジンは、標準的なガソリン・エンジンとして2.0リッターのターボ・ユニットが2種類のチューンで用意される。E200用の181bhpと、E250用の208bhpだ。3つめのガソリン・エンジンは、E63 AMG用の518bhpを発揮するツインターボ5.5リッターV8だ。

ディーゼルは、2.1リッター4気筒が3つのチューン。E200 CDI用の134bhp、E220 CDI用の168bhp、そしてE250 CDI用の201bhpだ。また、248bhpの3.0リッターV6はE350用に用意される。

このうち最も燃費に優れるのはE220 CDIだ。その数値は、21.3km/lと前モデルよりも0.9km/l良くなり、CO2排出量は4g/km小さくなった125g/kmという値だ。

英国でのラインナップは、E300ブルーテック・ディーゼル−モーター・ハイブリッドも用意される。

安全装置としては、レーダーで警告してブレーキをアシストするコリジョン・プレベンション・アシストが全車につけられる。また、ステアリング・アシストやブレーキ・アシスト・プラス、ジャンクション・アシストといった装備もされることとなる。

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