アウディRS5、新開発2.9ℓTFSIツイン・ターボ採用で450psに到達 ジュネーブ
公開 : 2017.03.07 20:21 更新 : 2017.06.01 00:27
ジュネーブ・モーターショーにて、アウディRS5クーペが公開された。注目すべきは、新開発の2.9ℓツイン・ターボ。その実力は?
2.9ℓV6 TFSIツイン・ターボが目玉
新開発された2.9ℓV6 TFSIツイン・ターボ・エンジンは450psと61.2kg-mを発揮。パワーはクワトロ・フルタイム4WDシステムを通じて4輪に伝えられる。
2.9 TFSIエンジンに搭載されたふたつのターボチャージャーは、シリンダー・バンクの中央に配置される。シャープなレスポンスを得る狙いである。
Bサイクル燃焼方式に加えて、直噴システムのインジェクターを中央に設置することで、RSモデルとしてはかつてない高効率を達成しているとのこと。圧縮工程が短縮されたことで、数値上の圧縮比をかなり高く設定することが可能になっている。
圧縮工程と比較してより長い膨張行程との組みあわせにより、燃焼効率を引きあげると同時に、燃焼消費量の削減にもつながっているようだ。従来モデルと比較して燃費効率が17%改善されたとアウディは主張する。
クワトロ・システムの駆動配分の比率は40:60。フロント・アクスルには、改良された5リンク式サスペンションを採用。リアにも従来のトラペゾイタル・リンク式のシステムに代えて、5リンク式サスペンションを採用している。
その他のオプションとして、ダイナミック・ライド・コントロール(DRC)、セラミック・ブレーキ、RS用に特別チューンされたダイナミック・ステアリングが用意される。オプションでリア・スポーツ・ディファレンシャルも選択できる。