プジョーのコンセプト・モデル、自動運転採用のインスティンクトを公開 ジュネーブ
公開 : 2017.03.07 21:50 更新 : 2017.12.14 12:30
プジョーのシューティング・ブレーク・コンセプト・モデル、インスティンクトが公開された。自動運転技術を搭載した未来のモデルだ。
実用的なファミリーカー
プジョーのコンセプト・デザイナーであるマティアス・ホッサンは、このクルマがプロダクション・モデルになることはないとしながらも、「決してUFOのように非現実的なものではなく、ファミリーカーとして現実的なクルマ」だと話している。
308ハッチバックと似たインテリア・スペースを有していると共に、プジョーとしてははじめて自動運転を採用したモデルでもある。
昨年、プロダクト責任者であるローラン・ブランシェントは、2020年までには自動運転の大きな進歩を見込んでおり、その技術は既存のプラットフォームに投入することが可能だとAUTOCARに話してくれた。
2025年までには完全自動運転を
インスティンクトは、現在考えられる自動運転の最高であるレベル5を実現している。プジョーの戦略責任者、オーデ・ブリルは、フォルクスワーゲンやメルセデスが実現しようと考えている自動運転を、プジョーも2025年までに完成すると見ている。
また、ホッサンによれば、インスティンクトは、運転する楽しみも維持しているという。
「あなたは運転するか眠るかを選択することができる。」とコメントしている。
自動運転モードには2つのモードがある。それは、快適な運転ができる「ソフト」と、ダイナミックな旅を愉しむための「シャープ」の2つだ。もし、セバスチャン・ローブのようなドライブをしたいのであれば、それにあったソフトウェアをダウンロードすることもできるという。
さらに2つのドライブ・モードがある。「リラックス」と「ブースト」の2つだ。
コクピットはプジョーのi-コクピット・デザインの発展型で、車速とバッテリー・レベルなどがダッシュボードに投影される。また、フォルクスワーゲンIDのように、ステアリング・ホイールを格納させることもできる。