ランボルギーニ・アヴェンタドールS、ジュネーブで実車公開 英国への導入は来春

公開 : 2017.03.07 22:45  更新 : 2017.06.01 00:27

すでにAUTOCARは試乗を終えているが、アヴェンタドールSの実車がジュネーブの場でも公開された。英国への導入は来春と言われている。

標準のアヴェンタドールとは何が違う? 価格は?

2017年型のランボルギーニ・アヴェンタドールSが発表された。動力性能を高めた新型フラッグシップは£271,146(3,960万円)という価格になっている。

エクステリアの特徴は、リデザインを受けアグレッシブになったフロント・バンパーだ。ノーズ部分では従来型比130%のダウンフォースを発生する空力向上を果たしている。

リア・ウイングは、3つのポジションで稼働するものが採用され、ダウンフォースを最大で50%向上する一方、最も空気抵抗を少なくするセッティングではドラッグを400%減少できる。

40psアップのパワートレイン

6.5ℓのV12エンジンは、従来型比40psのパワーアップとなる最高出力740psを発生。最大トルクは70.3kg-mだ。これにより0-100km/h加速は2.9秒となり、最高速度は350km/hに達するという。

このスペックを実現するために同社は、V12エンジンの可変バルブ・タイミングと吸気システムをチューンしており、最大回転数も8350rpmから8500rpmへ高めている。

AWDシステムは、インディペンデント・シフティングロッド7速ギアボックスを介して駆動力を4輪に伝える。1575kgという車両重量は従来型から変更がないものの、エグゾースト・システムは20%の軽量化を果たした。

4輪操舵を初搭載

カーボン・モノコック自体は、現行型を踏襲しているが、ランボルギーニとして初めて4輪操舵システム(4WS)を搭載したのが新型の特徴だ。これは高速域の安定性と低速域の操作性を高めることに貢献している。

これにあわせ最新型のプッシュロッドおよび磁性流体サスペンションは、これまでよりレートの変更がクイックになり、リアルタイム可変ダンピングシステムとリア・スプリングは、後輪操舵仕様に改良されている。

さらに、電動スタビリティ・コントロール・システムのレスポンスを高め、4輪駆動システムは後輪に最大90%のトルクを分配できるようチューニングを受けた。

▶ 2017 ジュネーブ・モーターショー

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