現地写真追加 エレクトリック・ベントレー、ベントレーEXP12 スピード6e発表 ジュネーブ
公開 : 2017.03.08 10:30 更新 : 2017.06.01 00:27
エレクトリック・パワートレインのベントレー
ベントレーEXP12 スピード6eは、美しい2シーター・ロードスター・コンセプトであるが、このメーカーがエレクトリックパワーに強い関心を抱いている揺るぎない証拠でもある。
2年前のジュネーブで発表されたEXP10クーペ・コンセプトは、CEOのヴォルフガング・デュルハイマーが言及している5車種のモデルライン構想を具現化するものだ。
彼は以前AUTOCARの取材に対し、「今考えている新型車は、私どものラインナップにおいて何よりもエキサイティングで、若々しさに溢れたものとなります。きっとまったく新しいタイプのカスタマーに喜んでもらえるはずです」と話していた。
クルーのデザイン・スタジオで磨かれたスタイリング
EXP12はクルーのスタジオで、ステファン・シェラフによって描かれた。メッシュ・グリルや力強いリア・スタイルなどベントレーの系譜を引き継いだ姿を見て取れる一方、低いノーズはいかにもエレガントで、4.0ℓV8ツインターボが収まるモデルでは実現しない優美さをたたえる。
ベントレーから詳しいスペック情報は届いていないが、インストルメントパネルのグラフィックから、前のアクスルに1基、後ろのアクスルに1基のモーターを搭載することが判断できる。航続可能距離は480kmで、4WDのパワートレインを採用していることも伺える。
バッテリーに関する情報はまだ与えられていないが、低いシートと高めのセンターコンソールを採用していることから、T型のシェイプで搭載される可能性もある。これは、非接触式急速充電を採用すると言われているから注目だ。