13年後はこんな乗り物で通勤? 1+2シーターのトヨタi-TRIL発表 アクティブリーン採用
公開 : 2017.03.08 11:26 更新 : 2017.12.14 12:31
2030年。トヨタが描く今から13年後の都市型交通を示したコンセプト・モデル、トヨタi-TRIL(アイ-トリル)が発表された。
これは、都市部の移動に適したスモールカーが、今後姿を変えたときのイメージを具現化したもので、1+2 シート・レイアウトや、アクティブリーン機構、そして自動運転機能を採用している。
ドライブ・バイ・ワイヤで制御 だからペダルなし、レバーなし
航続可能距離はおよそ300km。コクピットにはペダルもない。
このため、ドライブ・バイ・ワイヤ技術を適用し、ゲームのコントローラーを操るように右手や左手を動かすことで車両を制御できるという。
アクティブリーン機構はこんな動き
またコーナリング時は、左右前輪が上下して車体を傾けるアクティブリーン機構を採用しているのも興味深い。
自動運転モードでは、インストルメントパネルの左右どちらかをライトアップすることで、乗員に傾く方向を知らせるという仕掛けになっている。
トヨタは安定性とグリップを考慮し、傾斜させる角度は10°が好ましいとしている。なお、タイヤサイズは前が19インチ、後ろが20インチ。
車内は、シフトセレクターもレバー類もなく、マニュアルモードのときは、ヘッドアップ・ディスプレイからドライバーに情報を発信。これは、ボイスコマンドにより各機能を選択/実行する仕組みになっている。
全長3000mm、全幅1510mm。つまり、ルノー・トゥイージーより大きいサイズだ。