3代目スズキ・スイフト、ヨーロッパで初披露 ジュネーブ
公開 : 2017.03.08 17:33 更新 : 2017.06.01 00:27
昨年12月にフルモデルチェンジされ、3代目となったスズキ・スイフトが、ジュネーブ・モーターショーでヨーロッパ初御目見えを果たした。
新しいスイフトは5ドア・ボディのみ
新しいスイフトは、このクラスで好調な売上げを示しているフォード・フィエスタの強力なライバルとなる。先代に対して、ルーミーで、軽量で、そしてパワフルなことが特徴だ。
スズキのデザイナーによれば、大きなフロント・グリルと、きめ細かなヘッドランプによって、先代よりもシャープなルックスになっているという。
先代に対して15mmほど全高が低くなっているが、ヒップ・ポイントが低くなったシートによって、ヘッド・クリアランスは確保されている。
新しいスイフトは、ハーテクトと呼ばれるプラットフォームが使用される。全長は10mmほど短くなっているが、ホイールベースが20mmほど長くなったということは、タイヤを四隅に押しやったということだ。全幅は40mmほど増加したことによって、キャビン・スペースは25%向上し、トランク・スペースも200ℓから254ℓに拡大している。
キャビンへのアクセスも、先代ではヨーロッパ向けにのみ用意されていた3ドアを廃し、5ドア・ボディのみとなったために大幅に向上している。
マイルド・ハイブリッドを搭載
スイフトには、2種類のガソリン・エンジンと、1種類のハイブリッドが設定される。それぞれSZ3、SZ-T、そしてSZ5に搭載される。ギアボックスは、すべて5速マニュアルあるいは6速オートマティックだ。
SZ3は、91psを発揮する1.2ℓ4気筒デュアル・ジェットが搭載される。このエンジンは、CO2排出量が98g/km、燃費は23.3km/ℓだ。SZ3は6つのエアバッグ、エアコン、本革巻ステアリング・ホイール、DABラジオ、フロント・スピーカー、LEDデイランニング・ライト、15インチ・アロイホイールが装備される。
SZ-Tは、109psを発揮する1.0ℓ3気筒ターボのブースター・ジェットが搭載される。CO2排出量は104g/km、燃費は21.6km/ℓだ。リア・ビュー・カメラ、7.0インチのミラーリンク・タッチ・スクリーン、Apple CarPlayとAndroid Autoとの連携、16インチ・アロイホイール、フォグランプがSZ3の装備に加えられる。
SZ5は、1.2ℓエンジンに、3.1ps、5.1kg-mを発揮するISG(モーター機能付発電機)を組み合わせたマイルド・ハイブリッドが搭載される。CO2排出量は97g/kmとなる。
オールグリップと呼ばれる4WDはSZ5にのみ設定される。
スズキ・スイフトは英国では6月1日から販売が開始される。価格はまだ明らかにされていないが、若干の増加がされる見込み。およそ£8,999(125万円)からとなるだろう。