ZFジャパン、ワン・カンパニーとして本社機能を横浜に移転
2017.03.21
自動車部品の大手サプライヤーであるZFジャパンが横浜に新本社を開設しました。新生ZFジャパンの目指すところは、高い生産性と充実した顧客対応です。
2015年5月に、米TRWの買収を完了
ZFジャパンは、本社所在地を東京から横浜(神奈川県横浜市中区山下町209 帝蚕関内ビル)へ3月21日付けで移転したことを発表した。
新本社は、2015年5月に買収を完了した米TRWオートモーティブの日本法人であるTRWオートモーティブ・ジャパンの本社機能を統合し、新たに横浜市の関内エリアに開設される。
横浜市はビジネス環境やアクセスの良さに加え、自動車関連企業やエレクトロニクス、IT系企業が多いことから、ZFが目指すメガトレンド(安全、効率、自動運転)に対応する人材確保にもメリットがあるという。
中根義浩社長は、シナジー効果を強調
ZFジャパンの中根義浩代表取締役社長は、「新しいオフィスではZFジャパンとTRWオートモーティブ・ジャパンの従業員が新生ZFジャパンとして、シナジー効果と高い生産性を生み出します。業界のメガトレンドをリードする統合システムサプライヤーにふさわしいオフィス環境のもと、お客様のニーズにより一層お応えして参ります」とコメントを発表している。
トランスミッション/セーフティ技術で世界をリードするサプライヤーに
本社オフィスに加え、横浜には新山下町にジャパンテックセンター(JTC)があり、横浜エリアで約250人のスタッフが勤務する予定で、これを2020年には350人体制まで拡大する計画だ。今後、ZFジャパンはこの新本社とJTC、既存の栃木県宇都宮市、愛知県豊田市、広島県広島市の各オフィスおよび広島県三次工場という体制で、日本における事業拡大を目指していく。