ヴォクゾール・インシグニア新型 低価格化でフラッグシップはどう変わる?
公開 : 2017.03.22 19:23 更新 : 2017.05.29 18:29
フラッグシップ・サルーンというのは、各社のメッセージを具現化するモデルです。このブランドは、新型にどんな仕立てをしたのでしょう。
■どんなクルマ?
ヴォクゾールのフラッグシップ・サルーン、インシグニアが新型に移行した。このクラスの需要は、ここ10年ほど下降線を辿っているが、英国におけるインシグニアのセールスに関してはその限りではなかっただけに、ヴォクゾール的にはこれを成功したモデルのひとつに数えているようだ。そこで今月、新型が発表される運びと相成ったわけだが、車名はインシグニア・グランドスポーツを名乗ることとなった。デリバリー開始は6月末頃の予定だ。
価格は先代より£1,500(20万円)ほど低く設定され、1.5ℓユニット(140ps)を積むエントリーグレードのデザインが£17,115(237万円)、トップグレードとなる2.0ℓ仕様(260ps)のエリートが£29,210(405万円)。後者は充実した装備内容で、8段オートマティックとフルタイム4WDが組み合わされる。エンジンはこれらを含めガソリンとディーゼルが2機種ずつ用意され、出力別に6バリエーションを設定。109psの1.6ℓディーゼルのCO2排出量は、クラストップレベルの105g/kmをマークする。
2008年の発売以来、VWパサートやスコダ・スパーブと熾烈な争いを繰り広げ、プレミアム勢とも張り合ってきたインシグニアは、この新しいグランドスポーツとなって多くを改善してきた。2013年のモンツァ・コンセプトに似たクーペ風のスタイリングは、先代より全長が55mm、ホイールベースが92mm伸び、批判の対象となっていた後席スペースを存分に拡大。無論、美点だった広いラゲッジスペースは受け継がれている。