アウディRS3スポーツバックが刷新 日本導入前にオマーンで試乗 第一印象は?

公開 : 2017.03.24 11:00  更新 : 2017.05.29 18:13

先日のアウディRS3「サルーン」につづき、今回は「スポーツバック」のテスト記事です。全5ページにわたる、たいへん濃い記事。楽しんでいただけると幸いです。評価は上々ですよ!

■どんなクルマ?

メルセデス-AMG A45 4MATICのライバルとなるRS3の改良点で最大の注目ポイントは、出力の向上と26kgの軽量化を図った、ターボ加給の2.5ℓ5気筒の直噴ガソリン・エンジンだ。

この改良でパワー・ウエイト・レシオと重量配分を共に向上させている。

横置きされるこのユニットは、2016年に発表された第2世代のTT RSにも搭載されているので、アウディの同ラインナップにおいて、今回が始めての導入ではない。

アウディ・スポーツの責任者であるステファン・リエル氏によると、大きく変更された部分は以下のとおり。

・先代で鉄製であったクランク・ケースをアルミニウム製へ変更
・燃焼効率を向上させるという、デュアル・インジェクション・プロセスと特許を得たバルブ・リフトの採用
・より勇ましいサウンドを発するマフラーやより独特な排気音を奏でる可変フラップの採用

大容量のターボチャージャーを採用したお陰で、比較的低い1.35barのブーストで、出力は33ps向上、5850〜7000rpmで400psを発揮する。

同時にわずかではあるがトルクも、より広域の1700〜5850rpmにかけて47.4kg-m→48.9kg-mへ向上している。

RS3スポーツバックは、小さな、ターボ加給する2.0ℓ4気筒エンジンを搭載するA45 4MATICよりも、出力で183ps、トルクで0.6kg-m多く発揮することになる。

一方で、ターボ加給する3.0ℓ6気筒エンジンを搭載するBMW M3よりも、出力で29ps、トルクで1.5kg-m多く発揮することを意味する。

クワトロ4WDシステムも、新しいソフトウェア・マッピングで刷新され、後輪へのトラクションの配分を50から100%の範囲で可能にしている。

ハイライトは、もうひとつある。

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