図解 2017年のF1マシン 知っておくべき12の変更点
公開 : 2017.03.25 14:30 更新 : 2017.06.01 00:26
今年のF1では、多くのチームが、昨シーズンに比べて3秒~5秒のラップタイム更新をすると言われています。では、なにがそんなに変わったのでしょうか。2枚のイラストで紹介します。
2017年のマシンには「シャークフィン」が復活
1. ノーズはこれまでより20mm延長。フロント・ウイングの幅は1800mmに拡大(昨シーズンは1650mm)される。これはタイヤが太くなったことによる変更だ。
2. バージボードとターニング・ベインが、サイドポッドと前輪の間に移動。バージボードは、フロントウイングと前輪によって乱された気流を整える。
3. エアボックスからエンジンカバーにそって伸びる通称「シャークフィン」が復活。空気の流れを整流する。
4. マシンの最低重量が20kgプラスされ722kgに。ワイドになったタイヤの重量増を考慮し、今後さらに調整されるようだ。
5. ブレーキディスクの厚みが4mm増し、ブレーキングトルクが25%増大する。ブレーキングフォースは最大6Gになる見込みだ。
6. リア・ディフューザー自体の高さが、125mmから175mmになる。