メルセデス・ベンツは事業の根本的な移行期に 株主向け会見で表明
公開 : 2017.03.30 11:47 更新 : 2017.12.14 12:31
ダイムラーの株主向け年次会見が開催されました。メルセデス・ベンツは今後、モビリティ事業を大きな柱にしていきます。
先日開催されたダイムラーの年次会見では、メルセデス・ベンツが自動車の製造メーカーから、モビリティ(移動手段)のサプライヤーへとシフトする話題に多くの時間が割かれた。
ビショフ監査役会会長 デジタル化時代のトップを目指す
ダイムラーのマンフレート・ビショフ監査役会会長は、「わたくし共は、プレミアムカー・メーカーのNo.1から、デジタル化時代のトップ・メーカーを目指して根本的な移行を遂げなければなりません」と話している。
「それを成し遂げるためには、エンジニアリングと高品質という従来の世界観と、デジタル・ワールドの力とを強く結びつけていくことになるでしょう」
バッテリー工場に693億円の投資
ダイムラーはドイツ国内に建設するEV用バッテリー工場に、£500,000,000(693億円)もの投資を行う。さらに、急速充電機のインフラ・ネットワーク構築といった欧州全体での取り組みの重要性を強調している。写真は、2016年に発表されたメルセデス・ジェネレーションEQコンセプトで、同ブランドの電気自動車の将来像を示したものだ。
また、来月の上海モーターショーでは、高度な自動運転機能を搭載したメルセデス・ベンツSクラスのフェイスリフト・モデルを発表すると考えられる。
▶ モーターショー / メルセデス・ジェネレーションEQコンセプト