ホンダのハイブリッドの今 アコードのシステムはどう変わった? なぜすごい?
2017.04.02
昨年の6月にフェイスリフトを含む大掛かりなマイナーチェンジを受けたホンダ・アコード。内外装だけでなく、アコード最大の特徴でもあるハイブリッド・システム「SPORT HYBRID i-MMD」にも大きく手が加えられました。どこが、どのように変わったかをアコードを担当するホンダ広報部の金子一氏に聞いてみました。
text:Yasuhiro Ohto (大音安弘)
「SPORT HYBRID i-MMD」なぜすごい?
まずハイブリッド・システムの「SPORT HYBRID i-MMD」について簡単に解説したい。
これは高効率の2.0ℓアトキンソン・サイクル4気筒DOHCエンジンに、走行用と発電用のふたつのモーターを組み合わせたもの。駆動用バッテリーには、大容量リチウムイオン・バッテリーを備える。
走行はモーターを基本とし、通常時、エンジンは駆動ではなく発電を行う。つまりモーターが主役となる。このため、EVモードとハイブリッドモードのどちらも駆動はモーターのみに。
しかし、これで終わらないのがホンダ。エンジンと車軸を直結させ、エンジン・パワーのみで走行するエンジン・モードも用意。これは使用領域をエンジンが得意とする高速クルーズに限定される。
結果、モーターとエンジンの効率を最大限引き出すことを可能とした。
このほかにも、フィット、ヴェゼルなどに搭載するスタンダードな1モーターの「SPORT HYBRID i-DCD」、レジェンドやNSXに搭載する高性能な3モーターの「SPORT HYBRID SH-AWD」の全3種類のシステムを展開している。
そこで気になったことがある。率直な質問を、広報部の金子一氏に聞いてみよう。