メルセデス-AMG GT Cは「GT R」と「GT S」のあいだ コンバーチブルは911を揺るがす
公開 : 2017.03.31 20:00 更新 : 2017.05.23 16:29
AMG GT Cの追加によって、AMG GTは、上から順にGT R→GT C→GT S→GTという序列となりました。今回乗るのは、「GT C」のコンバーチブル。どうやらポルシェの立場を危うくしているみたいです。
■どんなクルマ?
(複雑な)ラインナップのおさらいから
メルセデス-AMG GTのフル・オープン版、GTロードスターが登場した。今回の試乗車はCグレードで、これはSとRの中間に位置する、あたらしいモデルである。
少量生産のGTながら、そのバリエーションは続々拡大している。いささか複雑になったので、ここで整理してみよう。
まず、ボディ・タイプはクーペとロードスターで、エンジンはすべて4.0ℓV8だが、チューニングと装備内容でグレードが分かれる。
スタンダードなGTは、462psで機械式LSDを装備。GT Sは510psで電子制御LSDを備え、現時点ではクーペのみだが、ロードスターにも追加される予定だ。
その上位に追加されたGT Cは、GT Rに近い幅広いボディに、ワイドなトレッドと後輪ステアを組み合わせる。パワーは557psで、これはロードスターに先行設定され、クーペが後に続くこととなる。
そして、最強モデルとなるのがGT R。ポルシェ911でいうところのGT3に相当する。現時点ではクーペのみで、585psを誇る。
おさらいが済んだところで、今度はロードスターの検分に入ろう。