次世代型アウディA8 PHEV、フルHVに対応したアーキテクチャを開発中

公開 : 2017.04.04 19:38  更新 : 2017.06.01 00:25

次世代型A8 車重アップの原因は?

重量増加の主要因は、衝突安全性能のレギュレーションが強化されたことに対応したためだ。さらに、ハイブリッド・パワートレインを採用するモデルは強固な保護性能も求められる。

さらに次世代型アウディA8には、48ボルトのエレクトリック・システムが搭載され、ボディはフル・ハイブリッドにも対応した設計となるという。また、「わたくし達は、アウディA8のPHEV仕様の可能性も考えています」とアウディのスポークスマンが語っているから、レギュレーション対応の手を抜くわけにはいかない。

A8の新アーキテクチャ キモはカーボン

新アーキテクチャは、リアのバルクヘッドとパーセル・シェルフにカーボンを採用する。バルクヘッド自体は、レジンを浸透させてから5分で硬化するカーボンファイバー・テープを使用して製造される。このパネルは車重の1%たらずの重量だが、ボディ剛性の33%を担う優れものだ。

また、アルミニウム・コンポーネントは、押し出し一体成形によるもので、ボディは高張力鋼のコンポーネントとマグネシウム製のフロント・クロスメンバーにより剛性を高めているという。

さらに、様々な技術革新によりBピラーはスリム化され、グラス・エリアの拡大と後席乗員の乗降性を高めることに貢献している。


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