アウディA5カブリオレは「そつのない」4座オープン 2.0 TDIはクーペよりもオープン推し
公開 : 2017.04.06 11:00 更新 : 2017.05.29 18:13
アダプティブ・コンフォート・サスを推す
Sラインはロー・ダウンしたサスペンションが標準装備だが、試乗車には19インチのタイヤとともにオプションのアダプティブ・コンフォート・サスペンションが装備されていた。
低速域での乗り心地の硬さを考慮すれば、スタンダードな仕様ではなく、このオプションのほうを強くおすすめしたい。
室内環境はどうだろう?
オープン走行時には20秒で設置できるプラスティックのウインド・ディフレクターをお忘れなく。これがないと、キャビンは強い巻き込み風に晒されることとなる。
ちなみにルーフは15秒で開き、18秒で閉じる。クローズ状態になれば、キャビンの静粛性は申し分ない。
インテリアはもちろん最上級の仕上がりで、付け足すものがこれ以上ないほどだ。わずかに延びたホイールベースは、後席のレッグ・ルームに目覚ましい改善こそもたらさなかったが、それでもかなりのスペースがあり、ヘッドルームも十分広い。フル4シーターと呼ぶにふさわしいもので、しかもトランク容量も大きい。