ランドローバー・ディフェンダーのチューナー「JEモーターワークス」に聞く 何を目指す? 高騰はつづく?
公開 : 2017.04.08 16:00 更新 : 2018.01.16 13:49
ランドローバー・ディフェンダーのチューナーとして、世界的に知られている「JEモーターワークス」は、どんな野望をいだき、価格の高騰に何を思っているのでしょう? 英国編集部がファクトリーで話を聞きました。
行動のベースは「誇り」
JEモーターワークスはコヴェントリーのはずれにあり、ランドローバー・チューニングにおいては老舗。有名になったのは、特別なランドローバーを取り扱っているからだ。
創立は1975年。前の経営者だったジョン・イールスが、ちっぽけなガレージから始めた。
かつてはリビルド作業、ローバー製V8(レンジローバーだけでなくモーガンやTVRなどにも搭載されている)のチューニングをおこなっていた。
「JEチューンのエンジンはいつだって最高です。メーカーが真似するくらいに」とJEモーターワークスの現取締役兼チーフ・エンジニアのジョナサン・ダグラスは誇らしげに語る。
「1980年代にはダカール・ラリーに出場するための4.2ℓエンジンを100基ほど作った経験もありますよ。さらに近年ではP38Aと呼ばれる4.7ℓスーパーチャージド・エンジンのプロジェクトに携わりました。恐らくそれはレンジローバー・スポーツの心臓に化けましたね」と冗談とも本音とも言えない声。
おもしろいインタビューになりそうだ。