ランドローバー・ディフェンダーのチューナー「JEモーターワークス」に聞く 何を目指す? 高騰はつづく?

公開 : 2017.04.08 16:00  更新 : 2018.01.16 13:49

ディフェンダー高くなりすぎた? 市場への考察

「近年のディフェンダー市場は意外なものでした。生産中止が決定となり、この商売もすぐに平穏を取り戻すかのように思えていましたが、実際のところディフェンダーのオーナーたちは熱狂的で、いまだに爆発的な需要が存在します」

「われわれが長年携わってきたことで見えてきたのは、オーナーには3種類の考え方があるということです」

「あるひとはオフロードなどの過酷な道においても負けないようなタフさを求め、またあるひとはそんな過酷な道は走らないが快適さを求め、そうでない人はコレクターとして完璧な1台を作ろうとする」

そんな熱狂的なオーナーたちがプライスを跳ねあげたわけだが、この高値安定傾向は今後も続くのだろうかと問いかけてみると、彼は「そんなことはない」と断じる。これは以外だった。

「現状が高すぎるくらいであり、英国では、200万ほど用意すればいい車両を見つけることもできるようになっています。速さを求めるならばモダンなモデルのほうをオススメしますね」

「現在弊社でやっているのは8速ギアボックスへの換装、それからV8のリビルトといったところでしょうか。月5台はリビルトして、世界中に届けていますよ」

「また、今年は5台のスペシャル・チューンド・マシンを製作予定で、大忙しですが、仕事の精度が落ちることはありませんのでチューニングをお願いしたいという方もご安心を。20に満たないエンジニアたちで構成されている弊社ですが、どのクルマもショールームから飛び出してきたような仕上がりを目指しています」と締めくくった。

なお、JEモーターワークスのディフェンダーがどんなクルマか知りたい向きは、コチラから試乗記をご覧いただける。

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