Ferrari Brunch 2017
2017.04.09
おなじみのフェラーリ・オーナーによるイベント、フェラーリ・ブランチが今年も行われました。生憎の天気のため、クラシック・フェラーリの参加は少なかったものの、それでも200台近いエントリーがありました。また、今回のフェラーリ・ブランチは、主催する松田芳穂氏の金婚式を祝うものとなりました。
日本のフェラーリ・オーナーにとって欠かせぬイベントがフェラーリ・ブランチだ。聖地と言える御殿場ヴィンテージガーデンに自らが所有する跳ね馬を並べ、旧知の友や同じタイプに乗るオーナーとの歓談を楽しめる貴重な場として親しまれてきた。
1991年からスタートしたフェラーリ・ブランチは、一時期はクローズド・イベントになったが、2014年にオープン・イベントとして復活を遂げ、今回で4回目の開催となる。復活後は天候に恵まれてきたが、今年は生憎の天候になってしまった。そのため200台以上のエントリーはあったものの、足クルマでやってきたオーナーもおり、クラシックやプレミアム・モデルは少々寂しい状態になってしまった。しかし512BBi、308GTSからラ フェラーリ、F12 tdfを始めとする現行モデルまでがガーデンに並んだ、
開会セレモニーでは、主催する松田芳穂氏が今年で結婚50周年となる金婚式を迎えたことが告げられ、参加者全員で夫妻に祝福すると共に、花束が贈呈された。続いてフェラーリ・オーナーズ・クラブ・ジャパン(FOCJ)会長の川崎氏からは、クラブ主催の70周年記念イベントが開催されることが発表された。
フェラーリ・ジャパンのリノ・デパオリ社長もブランチに駆けつけ、オーナーに感謝の意を伝えると共に、70周年を記念したモデルとイベントについて説明が行われた。
続いて今回のハイライトである70周年記念モデルのお披露目。松田芳穂氏がオーダーしたラ フェラーリ アペルタが納車され、ここブランチの会場で披露されアンベールが行われた。早速松田氏がコクピットに収まってエンジンを始動。圧倒的存在感を放つエグゾーストノートが披露され、ギャラリーは大興奮していた。
フェラーリ・ブランチの伝統通り特別なプログラムは用意されず、クルマを囲んで参加者同士の歓談で盛り上がり、協賛したロッソ・スクーデリア、ニコル・コンペティツィオーネの特設ブースをチェックしていた。コーンズ・モータースはブースこそ出さなかったが、会場の誘導などを協力してスムーズな進行に貢献してくれたことも見逃せない。オーバル・ルームではウブロ、リシャール・ミル、グラフ・ダイアモンド各社のブースが設けられ、参加者と同伴者の目を楽しませてくれた。
フェラーリ・ブランチのイベント名であるブッフェ形式のブランチが提供され始めると、食事を楽しみながら歓談する光景が随所で見られた。雨脚が強くなってきた頃、いつものように自然解散という流れで幕を閉じた。