F1ファン必見! 雨の中国GPでAUTOCARが学んだ4つのこと
公開 : 2017.04.15 17:00 更新 : 2017.06.01 00:23
ウェット・コンディションでのスタートとなったF1中国グランプリ。残りのシーズンを予想するうえで、はっきりと見えてきたことがあります。
F1中国GPナナメ読み
F1第2戦中国GPが終わり、ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG)とセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)はドライバーズ・ポイントで肩を並べている。
しかし、あくまでこれは「結果」。そのほかにもこのレースで学んだことはあったと思う。サラッとおさらいしてみよう。
1、「ラップ・タイムが5秒も短縮」
今シーズンから適用される新レギュレーションについて、FIAは「ラップ・タイムが5秒短縮する」と見込んでいた。しかし、開幕戦のメルボルンは公道コースということもあり、期待通りにはいかなかった。
第2戦中国GPの舞台は、クローズドコースの上海インターナショナル・サーキットだ。昨年のベストタイムは、ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)の1分39秒8であった。
そして今年レースを制したルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG)は1分35秒3を記録した。たしかに5秒近く速くなっている。
2、「抜ける!」
コースによっては行列を成すほかない場合があるのも事実。しかし上海では抜きつ抜かれつの刺激的なアクションを目の当たりにすることができた。
たとえば、セバスチャン・ベッテルがチーム・メイトのキミ・ライコネンを抜いたのち、レッドブルのダニエル・リカルドをも華麗にオーバーテイクしたことや、また、順位をつつきあうニコ・ヒュルケンベルグとロマン・グロージャンの争いも見物だった。
また、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは17位スタートであったが、わずか11周で2位の座につけるという快進撃を見せたりもした。