ボロボロの中古ルノー・クリオ・ルノースポール182復活企画 第2話 アシ/エンジンに違和感

公開 : 2017.04.16 17:00  更新 : 2017.06.01 00:23

一難去ってまた一難

古いフランス車だからどこが壊れるか予測不能。ただ、原因は必ずわかると信じていたので、トニーから「良い状態で仕上がっているよ」と連絡があったときも驚きはしなかった。

しかし実際に警告灯が消え、ミス・ファイアもなく、スプリングからの違和感もないクリオを目の当たりにすると、魔法にかけられた気分にもなった。

僕の父は、僕がモノを壊すたびに乏しい知識で直した。クリオのプラグ・コードは、自ら純正品から変えている。

トニーが言うには「プラグ・コードとプラグ、それからインジェクションを換えた解決した」らしい。

さて、大きな問題に関しては解決したように思える。あとは少ない時間を削ってクルマをアップデートしていくことに切り替えていこう。

しかし走行中にスムーズでない場面がまだ見受けられる。ヘッド・カバーの下、エンジン内部に新たな問題があるのだろうか。

フレンチ・ブルーのホットハッチは、かくして公道復帰を叶えた(まだ仮ナンバーでの運行ではあるものの)。

しかし一難去ってまた一難。

どうやら物語はしばらく続きそうだ。

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