高原のクリーン・エアを再現? フォルクスワーゲンI.D. Crozz 完全自動運転EVコンセプト
公開 : 2017.04.19 15:11 更新 : 2017.12.14 12:30
「フォルクスワーゲンI.D. Crozz」が発表されました。完全自動運転モードを搭載するこのEV。上海の市街地に居ても、車内はヒマラヤ高原の清々しい空気で満たす「クリーン・エア」システムを搭載しています。
2020年を目処に生産化開始
フォルクスワーゲンI.D. Crozz(クロス)が、オート上海 2017でアンヴェールされた。
SUVとクーペを融合させたようなクロスオーバーは、VWにとって3番目のゼロ・エミッションEVコンセプトだ。なにしろ、同社の乗用車ブランドのDr. ヘルベルト・ディース取締役会会長は、2025年までに100万台のEVを全世界で販売すると言っているのだから、注目しないわけにはいかない。
今回の上海モーターショーのスター・モデルに数えられるI.D. Crozzは、自動運転モード、4輪駆動、「クリーン・エア」システムを採用している。
I.D.ハッチバック、I.D.Buzzに続くシリーズ・モデルとあって、モジュラー・プラットフォーム、エレクトリック・ドライブトレイン、新設計のシャシーを共用する。生産は、2020年を目処に開始する計画だ。
VWの「I.D. Pilot」 自動運転機能も搭載
合計出力306psという2基のモーターと、83kWhのバッテリーを採用し、0-100km/h加速6.0秒未満、最高速度180km/hを達成するというこのモデル。航続可能距離も500kmと不足はない。
またI.D. Crozzには、I.D. Pilotと呼ばれる自動運転機能が搭載され、ドライバーが手動操作から自動運転モードに変更すると、スタリング・ホイールがダッシュボードに自動格納。
ルーフの四隅から4つのレーザー・スキャナーが展開し、完全自動運転が可能になるという。