高原のクリーン・エアを再現? フォルクスワーゲンI.D. Crozz 完全自動運転EVコンセプト

公開 : 2017.04.19 15:11  更新 : 2017.12.14 12:30

I.D. Cross と I.D. Buzz パワーユニットを比較

全長4625mm、全幅1891mm、全高1609mmのI.D. Crossは、I.D. Buzzよりも316mm短く、85mmスリムで、354mm低いボディ・サイズとなる。

またホイールベースは527mm短縮された2773mmというサイズを選択した。

モーターは、前後アクスルにそれぞれ1基搭載され、フロントが102ps、リアが204psを発揮。合計の出力は306psとなり、これはI.D. Buzzよりも68ps抑えた出力となる。

駆動力は固定レシオのギアボックスとエレクトリック・プロップシャフトによって、グリップとトラクションに応じて、2本の車軸に振り分けられる。

フロア内部に敷き詰められた容量83kWhのバッテリーにより、航続可能距離は500kmを達成。充電については、30分以内に80%までチャージすることができるユニットだと、フォルクスワーゲンは説明している。

その国の最適な空気を再現 「クリーン・エア」システム

また、「クリーン・エア」システムは、外気の状況に関わらず、新しいベンチレーション・システム「アクティブフィルターシステムにより、室内の空気を最高の状態に維持するという。乗員は、希望通りの風景やその国(本コンセプトカーでは中国)の気候の心地よい温度・湿度の設定を再現できる。

フォルクスワーゲンの資料によれば、上海の中心街を走りながら、車内はヒマラヤ高原にいるような新鮮な空気を再現すると解説されている。


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