フォルクスワーゲンT-Roc 発売前に試乗 「実直」な企業イメージから脱却できるか

公開 : 2017.04.20 16:06  更新 : 2017.05.29 18:56

走りはアグレッシブに 完成度高し

試乗車に搭載されていた、150ps、1.5ℓのガソリン・エンジンは、フォルクスワーゲンの量産車から拝借したもので、1.0ℓと2.0ℓのガソリンとディーゼル・エンジンの設定も予定されている。

高出力エンジン搭載車には4輪駆動の設定もあるという。中堅モデルと思われる試乗車は、それでも十分なパワーを保有しており、なんら不足は感じなかった。それに、なめらかな7速DSGオートマティック・トランスミッションとの組み合わせも素晴らしい。

試乗コースは主に悪路であったため、適切な乗り心地やハンドリングのインプレッションをお届けすることが難しいが、フォルクスワーゲンはこのクルマの味付けを、伝統的なSUVのそれではなく、ややスポーティなものにしようとしているようだ。同社の「感情」を売りとする方針とも一致する。

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