6代目VWポロ・プロトタイプに試乗 ふたたびフィエスタ/デミオに勝てるか?

公開 : 2017.04.24 12:00  更新 : 2017.05.29 18:56

6代目のポロは、ちょっとピリッとした風味になるかもしれません。南アフリカでプロトタイプを試しました。

■どんなクルマ?

「小さくゴルフのようだ」

1975年の発表以来、ポロには以下の言葉が付きまとう。

「小さいゴルフのようだ」

これはこのクルマに対する最大の賛辞であり、同時に同等の欠点だとも言える。

高質感、信頼性、経済性の代名詞とも言える、象徴的なあのクルマの小さいバージョンで、しかもよく売れていうこのクルマのどこに不備があるのだろうとあなたは不思議に思うだろう。

しかし時間が経つと、ポロのみならず、ほかのクルマも変わりゆくのだ。

ポロは、コーナーリングの楽しみやステアリングの感触を気にする向きに好感されるフォードフィエスタミニ3ドア・ハッチ、そして、マツダ2に後塵を拝している。

だからといって、フォルクスワーゲンの財務担当者は、取り乱したりはしていない。

ポロは、今でも独立したモデルであるし、利益率を非常に確保しがたい市場でありながら、それを確保している。

それだけに、フォルクスワーゲンは、6世代目のポロの開発にあたり、成功の方程式を変えてでも進化させようとしているのか、そこに興味があるのだ。

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