2017年型ポルシェ911 GT3(991)に試乗 500psの4.0ℓ自然吸気 どう変わった?
公開 : 2017.04.27 22:49 更新 : 2017.05.29 19:03
エンジン、実に爽快!
アンダーボディの上、リア・スポイラーの下に鎮座する4.0ℓ水平対向エンジンは、今や500psに達する。
だからといってGT3 RSや911 Rのエンジンをそのまま載せたわけではない。クランクシャフト、シーリング、オイルのチャネリングは専用品で、ピストンも新しいものになった。
レブ・リミットは9000rpmで、GT3 RSやRよりも高められた。出力のピークは8250rpmにて、46.9kg-mの最大トルクは6000rpmにて湧きだす。
これらのパワーを取り扱うために、7速デュアル・クラッチ(PDK)が用意される。また、最大で、最悪で、最高で、ショッキングなニュースではあるが、マニュアル・ギアボックスも選べるようになった。やった!
■どんな感じ?
しかしテスト車はPDK……
喜んだのもつかの間。テスト車はPDKを組みあわせていた。
MTとPDKのあいだには10kgの差があるだけでなく(MTの方が軽い)、前者が機械式のLSDを組みあわせる一方で、後者は電子制御となる。
LSDと変速スピードの違いが0-100km/hタイムにも影響を及ぼしており、むろんPDKの方が速い。
乗り心地はどうだろう。