レクサスLC500 477馬力の自然吸気V8モデル フラッグシップ・クーペの名に偽りなし?
公開 : 2017.04.28 17:00 更新 : 2017.05.29 19:23
■「買い」か?
街で感じる熱い視線 それもLCの魅力
1,300〜1,450万円という、ニッサンGT-Rという特殊なキャラクターのモデルを別にすれば、日本車のクーペとしては異例に高価なLC500/LC500h。その最大の魅力は、コンセプトカーがそのまま市販車になったかのような、斬新にして繊細なエクステリアにあるといっていい。と同時に、スポーツライクで上質なインテリアもそこに魅力を添える。
実際にドライビングしてみると、快適さとスポーティな感覚を絶妙にミックスさせた乗り味が印象に残る。前頁にも書いたとおり、LC=Luxury Coupeの名に相応しい快適さがまずベースにあって、そこにスポーツライクな感触が上乗せされている、という印象なのだ。
パワートレインに関していえば、スポーツライクなテイストをよりストレートに実感させるのが、LC500に搭載された自然吸気の5ℓV8エンジンである。そのスムーズにしてパワフルな回転感と、エグゾーストから奏でられる乾いたサウンドは、スポーツカー好きをも魅了するはずである。
スタイリッシュで、パワフルで、快適にして、スポーティ。それでいて日本車の美点である信頼性を100%備えているはずの、すこぶる贅沢なクーペ。それがレクサスLCというクルマだ。したがって、そういうモデルに1,000万円以上を投入できるリッチ層にとって、LC500/LC500hは「買い」なのではないだろうか。
発売開始から間もないため、まだ物珍しい存在であることも一因だと思うが、LCで街を走っていると、周囲の人の熱い視線を感じることも少なくなかった。日本車でありながら人目を惹きつけるスタイリングのオーラ、それもレクサスLCの魅力のひとつだろう。
レクサスLC500 Lパッケージ
価格 | 1,300万円 |
全長×全幅×全高 | 4770×1920×1345mm |
燃費 | 7.8km/ℓ |
CO2排出量 | 298g/km |
乾燥重量 | 1960kg |
エンジン | V型8気筒4968ccガソリン |
最高出力 | 477ps/7100rpm |
最大トルク | 55.1kg-m/4800rpm |
ギアボックス | 10速オートマティック |