ハッチバック決定戦:前編 ―― ホンダ・シビック vs プジョー308 vs VWゴルフ

公開 : 2017.04.29 12:00  更新 : 2017.05.29 19:09

より大きく

目の前にすると、シビックのサイズは衝撃的だ。このセグメントではスコダ・オクタビアがこれより長いが、今回の比較対象は市場でも比較的控えめなサイズのモデルだということで、大きさが引き立っている。価格の割高感はない。

室内も、同様の印象が徐々に積み重なってくる。先代と比べてもだだっ広い感じはなく、低くサルーン的なポジションに座らされる。

一般的なハッチバックは、短いホイールベースの中で後席のレッグルームも稼ぐため、ドライバーはやや脚を曲げてペダルを踏み下ろすようなポジションを取らされる。


ほかの2台のパッケージはまさにそれで、特にゴルフは、後席乗員のためドライバーに犠牲を強いるところが大きい。

ところがシビックは、上位車種のアコードに迫るホイールベースを有する。ゴルフを80mm近く上回るそれは、このクラス最長レベルで、小細工なしにスペースを確保できるのだ。

そのため、着座位置はBMW 3シリーズ並みに低い。しかも、革張りのスポーツシートは実に快適で、インテリアの仕立てもライバルたちより上質。

さらにもっと細かく見ていこう。


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