2代目ミニ・クロスオーバー 最上級グレードに試乗 500万円級になったそのワケは?

公開 : 2017.05.01 17:03  更新 : 2017.05.29 19:14

  • グロスブラックの前後バンパーは、5,3000円のオプション。

  • 日本仕様はテールゲートにCROSSOVERと入る。ハンズフリー・オープナー機能をつければ、脚の出し入れでゲートが開く。

日本はディーゼルとハイブリッドの2本立て

本国ではガソリン・モデルもあるものの、日本仕様のパワートレインはディーゼルのみで登場していることにもご注意ください。これは先代のモデル末期、8〜9割がディーゼルだったことも判断の材料になったという。ミニ・クロスオーバーの購入者にとって、膝小僧が隠れていようとディーゼルだろうとかまやしないのである。サー・アレック・イシゴニスがスエズ危機からイギリスを救うべく1956年に開発に着手したミニの精神はいずこにあらんや。

■どんな感じ?

大型化したボディ 大きく見せないマジック

実物はしかし、じつに巧妙にデザインされていて、さほど大きい感がない。箱根の山の中で、単体で見ていることもあるだろうけれど、ポルシェカイエンマセラティレヴァンテが大きく見えないのと同様のデザインのマジックが使われているに違いない。ごく簡単に申し上げれば、異例にでかいドア・ミラーやでかいタイヤがボディと調和して、全体が大きいことを悟らせない。

特にリアはCROSSOVERの文字の配列等も含めて、アウトドアな雰囲気もよく出ていて、少なくともクラブマンの宇宙人の目みたいな横長のテールライトを使わなくてヨカッタ。

ボディの大型化の恩恵は室内、および荷室が広くなったことだ。ゴルフ・サイズなのだから当然ながら、おそらくフツウのクルマのように使える。

前述したように、まず日本に入ってくるのはディーゼルである。具体的には、150psのクーパーDのFFと4WD、その高性能版であるクーパーSDの4WDの3モデルからなる。いずれも8速オートマティックと組み合わせられる。6月には1.5ℓ直3ガソリン+電気モーターのハイブリッドが導入される。
 

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