納屋に埋もれて34年 勘違い、まさかのトライアンフGT6 ーー 野ざらし発掘
公開 : 2017.05.07 19:00 更新 : 2017.06.01 00:20
英国では納屋にクルマが埋もれているのは比較的位よくあることのようです。しかし、そのクルマが価値あるクルマであるとは限りません。発見者のジョージは、思わぬ掘り出し物を見つけ出したようです。
発見者であるジョージは、友人がこの話を教えてくれるまでは、「野ざらし発掘」は自分には関係ない愛好家たちの話だと思っていたという。
彼の友人が農家の納屋に旧いトライアンフ・スピットファイアがあるから見に行こうと誘ってくれた。そこで見つけたのは、スピットファイアではなく、もっと貴重なGT6だったのだ。
1983年に運転を止めてから、実に34年間もの間、この場所にいるらしい。納屋ではよく起こることだが、GT6の前に、いろんなもんが積み重なっていって、このような状態になったのだという。
ジョージは、このクルマを買うことに決めた。納屋から引っ張り出すのには24時間の時間がかかったという。30年以上の時を経て、太陽の光の下にひっぱりだされたGT6は、驚くことにタイヤに空気が入ったままだったし、2つのタイヤは自由に回転したという。
当然、幾つかのパネルは新たに作り直さなければならないし、エンジン、燃料系、ブレーキなどには当然手を入れなければならない。しかし、コンディション自体は、オリジネルが保たれていることが判った。
RNG459Mのナンバープレートを付けたこのGT6は、最終型であるMkIIIであることも判った。近いうちにジョージの手によってレストレーションされることになるだろう。