ホンダ・クラリティはロールス・ロイス似? EV/HVの前にFCVを欧州で試乗
公開 : 2017.05.03 20:30 更新 : 2017.05.29 19:09
ロールス・ロイスに似ている
道路に出てみると、とてもいい感じ。停止状態からの出だしは俊足でスムーズ。アクセルを踏む際のトルク感も申し分ない。当たり前だが、クラッチは無いのでギアチェンジのギクシャク感も存在しない。
運転中にパワートレインから発生られる音は皆無と言っていい。スーパーチャージャーのコンプレッサーが「ミュー」と鳴いているだけだ。
減速する際には、回生ブレーキがバッテリーにチャージしている音がする。コンソールに備え付けのスポーツ・ボタンを押すと、アクセル・レスポンスが向上するギミック付きでもある。
ハンドリングは大柄なクルマにしてはスッキリした印象を受けた。豪華なインテリア、静かな車内、ステアリングはホイールベースのせいか軽すぎないのが良い。
クラリティは「そんなクルマではない」というのを分かったうえで敢えて言うと、コーナーでもよく粘る。
ハイスピードで突っ込んでもニュートラルなコーナリングをし続けようとする。静粛性の高さはトヨタ・プリウスのようで、パワートレインはロールス・ロイスのそれを思わせる。