「夢の3台持ち」 あなたなら何えらぶ? 英国編集部の場合 パート4
公開 : 2017.05.05 19:00 更新 : 2017.06.01 00:20
【第4段】「夢の3台」シリーズをご覧になった読者の「AUTOCARの編集者ってちょっとヤバイね」というTweetを見つけました。編集部としても、この銃を持ったオジサンを見たときはそう思いました。彼はAUTOCARの特派員、ジェームス。引きつづきお楽しみください。
ジェームス・ラパート(Special correspondent)の場合
・1979年製BMW320
・1964年製ミニ・クーパー
・1984年製ランドローバー・シリーズIII
築40年となったわたしのガレージには2台のクルマが収まっていて、1台は外に置いている。
「愛車という名のジグソーパズル、最後のピース探し」という記事を書いたことがあるが、その際、レストアしたBMW 320に乗れたら……と申しあげた。
結局手に入れたのだが、このBMWはロンドン西部の混み合う交差点にある、パークレーンのショールームに飾ってあったもの。
当時、こんなに小さかったかな? と思ったが、まぎれもなく完璧にオリジナルなE21型の3シリーズだ。このクルマに乗り込むと、わたしが23歳だった頃にもどったような気持ちに浸ることができる。まるでタイムマシンだ。
1980年代初頭、わたしの周りでは出てすぐのE21型320を見かけることは少なかったが、しかし、316は代車としてよく採用されていたので、借りる機会があった。
アンダーパワーだが、広く一般的な消費者には乗りやすいクルマだったというのが代車として採用されていた理由だとおもう。
代車のE21は、メタリック・ゴールドをまとい、アルピナ社製のアロイ・ホイールを履いておめかししていた。オートマと、純正のエアコンを備えていて、エセックスでの暮らしも快適にこなしてくれる。
駐車場に停めて、ふと自分のクルマに目をやると「ナイスだ」とつぶやいてしまうくらい惚れ込んでいた。これがわたしとE21の最初のストーリーだ。