ジャガーF-PACE 2.0ℓ4気筒ガソリンに試乗 これでマカンとも渡り合える?
公開 : 2017.05.09 10:30
■「買い」か?
ラインナップ拡充という意義
欧州でもディーゼル人気が下落しているとはいえ、ガソリン版インジニウム投入には、もっといいタイミングがあったのではないだろうか。
ディーゼルのオルタナティブとして小排気量ガソリンが支持されるには、低燃費と走りの楽しさが十分なレベルに達していなければならない。
しかし新型ユニットは、今のところ求められる水準に達していない。しかも、楽に長距離ドライブができるクルマを求めるユーザーは、やはりディーゼル、それもV6を選ぶだろうし、走り重視ならV6ガソリンの一番人気は揺るがない。
今回の2.0ℓ直4ガソリンは、既存機種に取って代わるものではなく、ラインナップの空白を埋めたことにこそ意義があるのだと思ったほうがいい。
直4ガソリンを加えたF-PACEは、ラインナップの上で、マカンと真っ向勝負できるようになっただけでなく、アウディQ5などのより典型的なSUVに対する競争力も強まったのは事実なのだから。
ジャガーF-PACE 2.0 i4 250 R-スポーツ
| 価格 | £44,460(651万円) |
| 全長×全幅×全高 | 4746×2070×1667mm |
| 最高速度 | 217km/h |
| 0-100km/h加速 | 6.8秒 |
| 燃費 | 13.5km/ℓ |
| CO2排出量 | 170g/km |
| 乾燥重量 | 1760kg |
| エンジン | 直列4気筒1997ccガソリン |
| 最高出力 | 251ps/5500rpm |
| 最大トルク | 37.2kg-m/1200-4500rpm |
| ギアボックス | 8速オートマティック |


