こんなワゴンがあったの? ちょっと特殊なシューティング・ブレーク トップ10(10位〜6位)
公開 : 2017.05.13 07:00 更新 : 2017.06.01 00:20
第8位 ランチア・ガンマ・オルジアータ
フラット4ユニットを搭載するFWDモデルとして世に送り出されたランチア・ガンマは、思うようなセールスを記録することはできなかったモデルだ。そのガンマをベースにピニンファリーナがリア・セクションをリデザインしたのがオルジアータだ。1984年のパリ・モーターショーでプロトタイプとして発表されたが、このプロトタイプが1台だけ生産されたに留まった。
第7位 アウディ・クワトロ・アーツ・コンビ
あなたはアウディ・クワトロが充分に実用的なクルマだと考えるかもしれない。しかし、ハッチバック・モデルもなく、ブート・スペースは制限されている。ドイツのチューニング・メーカー、アーツは、クワトロをベースとしたシューティング・ブレークを噂では14台制作したという。その大部分はフォルクスワーゲン/アウディのパーツを用いていた。
第6位 ポルシェ942
アーツの作った924コンビやDPモータースポーツの作った944カーゴなどもポルシェのシューティング・ブレークとして挙げられるかも知れないが、やはりファクトリーが正式に製造したポルシェ942をここではあげたい。1984年9月19日にフェルディナンド・ポルシェの75歳の誕生日祝いとして贈られた942は、928をベースとした4シーターのシューティング・ブレークだった。ホイールベースが10cmほどストレッチされ、Bピラーから後は完全に新設計。しかも、大人2人がリアに乗るため、サスペンションもセッティングし直された。その3年後には928をベースとしたH50コンセプトが作られるが、このプロジェクトは日の目を見ることはなかった。