ミニ・カントリーマンPHEV 「商売の都合上のクルマ」か 試乗記
公開 : 2017.05.11 12:00 更新 : 2017.05.29 19:14
■どんな感じ?
PHEVのよいところ 悪いところ
モーターとバッテリーが加わったことによって、このクルマは従来のカントリーマンからは295kgも肥大化している。また、リア・シート下のバッテリーが大きいため、足元の容量は450ℓから405ℓに減少した。
ドライバーはオートeドライブ、マックスeドライブ、バッテリー保護という3つのモードを選択できる。各モードについて軽く説明しておくと、オートeドライブでは「経済的であること」を指標に制御がなされる。
マックスeドライブを選択すると、約125km/hに到達するまでモーターはフル・パワーで駆動し続け、エンジンはよりハイ・パワーを欲するような状況、もしくはバッテリーに充電する際にしか働かない。バッテリー保護モードについては説明不要だろう。
ちなみにバッテリーの電力は、エンジンが始動して充電されることももちろんだが、クルマが惰性で進んでいるときか、ブレーキをかけている際のエネルギーでも充電される。
いざ乗ってみると、デフォルトで設定されているオートeドライブで車体は滑らかに走り出し、低速でも力強いトルクを感じ取ることができた。
ただし、根本的な部分に問題がある。