オフローダー決定戦:前編 ― Gクラス vs ディスカバリー vs ランドクルーザー vs ラングラー vs D-マックス vs ダスター
公開 : 2017.05.13 12:20 更新 : 2021.01.28 18:18
ハズせないゲレンデ 揺さぶるいすゞ/ジープ
ゲレンデヴァーゲンの最新モデルは、その車格と£90,000(1,314万円)近い価格にもかかわらず、ディーゼルは3.0ℓV6のみの設定。
内装はレザーがふんだんに使われ豪華だが、最新世代のSUVに比べて広さには欠ける。その分、比較的ナローな車幅は、オフロードではアドバンテージとなりうる。
加えて、オーバーハングが短く、最低地上高は大きく取られている。もちろん、低速レシオの副変速機は装備される。ただし、サスペンションはコイルスプリングなので、車高は一定のままだ。オフロード走行のモード変更はできないが、前後とセンターのデフは各個独立してロックできる。
ディスコ、ランクル、ゲレンデにつづく4台目は、欧州試乗でこのところ幅を利かせ始めたダブルキャブ・ピックアップのいすゞD-マックス。
試乗車は、太いバルーン・タイヤやモータースポーツ・ダンパーといった、アークティック・トラックス社製のアクセサリーを装備した仕様だ。
ハイ/ロー切替式4WDはオプション設定されるが、デフロックやオフロード用のモード切り替え機構は用意されていない。
次に控えしは、真打ちといってもいいかも知れない。リアル・オフローダーのジープ・ラングラーである。
昨年登場の75年記念車で、軍用車を思わせるグリーンのボディにブロンズ色の専用バッジが輝くが、メカニズムに特別な変更点はない。
今回はロング・ホイールベース版に登場願った。ショートモデルより走行性能ではわずかに劣るかもしれないが、ラインナップ上は重要なモデルだ。LSDや低速ギアボックスを備え、3.6ℓV6ガソリン・ユニットを積む。
最後の1台は、ほかの5台とはランクの異なるクルマだ。