ジャガー・ランドローバーCEO VW発端の「ディーゼル叩き」に難色 EVと両立へ
公開 : 2017.05.13 19:30 更新 : 2017.12.14 14:42
2020年までに半数のモデルにEVグレードを
まず2020年までに、ラインナップの半数に、何らかのかたちで電動パワートレインを採用する。それはマイルド・ハイブリッドのようなものから、ジャガーI-PACEのようなEVまでを含めてのことだ。
ただし、彼は燃料電池の将来性には否定的だ。「環境面で考えれば、お粗末なもの」という判断らしい。「未来があるのは、バッテリーを用いたピュアEVだけです。それ以外に、自由をもたらしてくれるテクノロジーはありません」
彼は、英国政府がバッテリー開発への援助を強化すべきで、成果を得るために官学協力を進めるべきだと訴える。
現時点でJLRは、バッテリー技術のすべてをアジアから調達する予定で、それは単純に英国内に供給源がないからだという。
「JLRに限らず、英国はもっと動かなければなりません。学術界も、先進モビリティへの挑戦に力を入れるべきです。島国ですから、輸送面でその技術が持つ意味は大変大きいのです」
「英国は、それを手掛ける生産者を必要としています。先進モビリティを前進させる機会を取り逃がしているのです。英国は世界に誇れる大学があります」
「未来はバッテリーEVとともにあることは自明なのに、なぜそこに彼らのスキルを活かそうとしないのでしょうか。国内に適切なバッテリーがあれば、明日にでも買いたいくらいです」