オフローダー決定戦:後編 ― Gクラス vs ディスカバリー vs ランドクルーザー vs ラングラー vs D-マックス vs ダスター
公開 : 2017.05.14 10:00 更新 : 2021.01.28 18:18
結局タイム計測 おばかでごめんなさい
テストには参加していないが、ヒュンダイが南極挑戦車のベースにしたサンタフェが、都合よく転がっていた。純粋主義者の四駆ファンなら洟も引っかけないクルマだが、個人的にはキライではない。
まずはスタートとゴールを決め、その道程にさまざまな障害を設定する。そして、そのコースを可能な限り速く駆け抜ける。もちろん、クルマを壊したらそこで終了だ。ラップタイムは計るのかって? そうだ、そうしよう。
コースを説明しよう。路面にヒットしそうなジャンプスポットから小回り性が問われるコーナーを経て、急角度で下水たまりに突っ込み、今度は急角度な登りで脱出。
穏やかなモーグルを越えたら急勾配を下り、平坦な道から狭い登坂路へ。ぬかるんだモーグルと滑りやすいコーナーを抜けたら、再び小回りを試し、スタート地点へ戻ってくるルートだ。
勘だけが頼りの全開オフロード走行。迷ったら、機械への同情は捨てる。それこそフェアなテストだ。そして、結果はストップウォッチの数字のみで判定する。この上なくフェアではないか。
まず、ダスターは場所によりクリアするのが困難だった。5位はプラドで2分7秒、4位がディスカバリーの2分1秒。どちらも優秀な走りだったが、ボディサイズが煩わしく感じられもした。
ここではディスカバリーが上回ったが、もしもオンロード走行を加えた比較テストであったなら、今回のどのクルマをも凌いだことだろう。
しかし今回のオフロード・テストでは、1分58秒をマークしたGクラスの後塵を拝することとなった。運転のイージーさでも一歩譲る。