ミニ・クラブマン「ブラックパック」は、本質的に「お得」か A3や1シリーズを見ると…

公開 : 2017.05.17 11:45  更新 : 2017.05.29 19:14

■どんな感じ?

過剰な期待をすることなかれ

特筆すべきは、「ただのクラブマンである」ということ。

良い意味で解釈するのならば、クラブマンはこれまでのミニがそうであるように、家族向けのクルマであってもドライブがそこそこ楽しいクルマである。

適度に重たいステアリングは計算高く、パキッとした反応を示し、感じの良いマニュアル・ギアボックスをもってすればクラブマンは素直なマシンとなる。

「家族グルマ」という尺度では間違いなく楽しい。

ただし、前のモデルの呪縛に囚われているとも言える。

乗り心地の面では、ホイールベースの延長、よりしなやかに動くサスペンションの導入があった。

しかしながらデコボコ道での安定感は改善が見られるとは言い難く、長距離ドライブにはうんざりしてしまうかもしれない。

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