予想落札価格は12億円! カニンガムのE-タイプ・ライトウエイトがオークションに
公開 : 2017.05.17 17:00 更新 : 2017.06.01 00:20
オールドファンには「5114 WK」のナンバーでもお馴染みの、カニンガムのジャガーE-タイプ・ライトウエイト・コンペティション・クーペが8月にモントレーで行なわれるオークションに出展されます。予想落札価格は12億円前後だそうです。
ル・マン24時間にチーム・カニンガムからエントリーした1963年型のジャガーE-タイプ・ライトウエイト・コンペティション・クーペが、8月18日にモントレーで開催されるボナムス20周年記念のオークションに出品されることが判った。最終的な落札価格は$10,000,000(12億円)前後になると思われる。
E-タイプ・ライトウエイトは12台が製造されたが、そのうちチーム・ブリッグス・カニンガムに提供されたのは3台。このシャシー・ナンバーS850664は、1963年のル・マン24時間に出場するも、僅か8周でリタイアしている。
ドライバーはロイ・サルバドーリだったが、ブラジル人ドライバー、クリスチャン・ハインズとのクラッシュで、ハインズの命が奪われるという悲しい結果となった。
サルテ・サーキットでのル・マン24時間の後、このS850664は、ロード・アメリカ500、ブリッジハンプトン500を戦い、ブリッジハンプトンでは総合4位に輝いている。
その後、ブリッグス・カニンガムのプライベート・コレクションに納められた。更に、バンフォード・ロード、ポール・ヴェスティ、キャンベル・マクラーレンといった有名なコレクターの間を渡り歩いた経歴を持つクルマだ。