メルセデスEQコンセプトに試乗 1兆円の投資、モデルXを超えられる?
公開 : 2017.05.18 11:30
「メルセデスEQコンセプト」は、完全なるEV。サイズ感はGLCとGLEの中間です。ふたつのモーターは、AMG GLC43よりもパワフルなのです。先行試乗をとり行いました。
「未来」は、そう遠くないところにある
ドイツの自動車メーカーが作った電気自動車はどんなものかを検証すべく、まずは助手席に乗り込んだ。
メルセデスベンツEQエレクトリックSUVコンセプトは、2016年のパリ・モーターショーでヴェールを脱いだモデルだ。£85億(1兆円)もの開発資金を投入したのは、未来のトレンドを模索するためである。
メルセデスの会長を務めるディーター・ゼッツェは、バッテリーを搭載した10種のEVとPHEVを2025年までに用意すると言った。
EQコンセプトは、その青写真を具体的な形として示した1台で、競合するライバルは、アウディE-トロン、ジャガーI-Pace、テスラ・モデルXである。
このクルマが市販車となるときはEQ Cと名乗ることになる予定で、気になる販売開始は、英国では2019年目標とのことだ。
同社は、動力機関や、バッテリー供給機構などをそれぞれに特化させた4種類のクルマを、5年を目処に発売していくとの方針で、EQ A、EQ C、EQ E、それからフラグシップのEQ Sといったラインナップとなる。
まずはデザインから見ていこう。