メルセデスEQコンセプトに試乗 1兆円の投資、モデルXを超えられる?
公開 : 2017.05.18 11:30
デザイン:ミラーがついていないのはコンセプトカーだからではない
これからの新しい電気自動車のコンセプトというのは、いかに街中に溶け込めるかということだろう。他社のクルマは未来型のデザインで、それぞれの持っている機構を鼓舞するかのような見た目だが、メルセデスはこれまでのガソリン・エンジン車のラインナップに寄せたデザインとするようだ。
「エアロダイナミクスを利用して性能アップを図るため、ボディ表面の継ぎ目をなるべく少なくすることで、空気を味方にできるように工夫しています」と語るのはデザイン・スタジオのトーマス・ザイルズ。
ワイパーを見えない位置まで下げたり、ドア・ミラーをデジタル・カメラにすること、ドア・ハンドルもタッチパネルにして突起を無くすことに尽力した。
21インチのホイールも、そんな美学に基づいてデザインされたモノである。
サイズ感はGLCとGLEの中間といったところで、全長4730mm。全幅は1950mmで全高が1560mmとなっている。
熱間鍛造超高強度鉄とアルミニウムによってプラットフォームはこの新しいSUVのために新設された。
そういえば、パワートレインはどうなっているのだろう?