祝「フェラーリ812スーパーファスト」日本初公開 跳ね馬を知る「12」のQ&A
2017.05.24
EV、自動運転 フェラーリはどう考えているの?
Q8:自動運転と電気自動車(EV)に対するフェラーリの考えをお聞かせください。また、SUVを作る計画はありますか。
DK:良く聞かれる質問です。どのメーカーも業界全体のトレンドとしてコメントを求められます。フェラーリでは自動運転と電気自動車をお客様が求めていないということから、現在具体的な計画はありません。電気を使う自動車に関してのリサーチは必要ですので研究は続けています。
フェラーリはSUVに関する計画はありません。わたくし共フェラーリのDNAにマッチしていないのです。そのような意味からSUVの計画はありません。現在フェラーリは軽量化というテーマに取り組んでいます。速く、より効率的にするため、材料の軽量化に取り組んでいます。
Q9:フェラーリにとって日本のマーケットはどのような位置づけですか? また担当されているエリアに中東なども含まれますが、日本は他のエリアと較べてどのような違いがありますか?
DK:フェラーリにとって日本は非常に重要な市場です。販売台数や成長率はもちろんのこと、ヘリテージの部分も忘れられません。今後ともフェラーリにとって日本は可能性のあるマーケットとして認識しています。強力なお客様が存在するという強固なベースがあり、長期にわたってわたくし共の製品を愛顧するお客様がいらっしゃいます。
他の市場との比較ですが、市場によってカルチャー的に違いがあります。しかし、すべての市場で共通する点があります。それはフェラーリに対するパッションです。
なぜ日本がフェラーリにとって特別かといいますと、1966年に販売を開始して以来50年に渡り展開しております。お客様がレースに対する情熱を持ち、ヨーロッパのテクノロジーに対して理解が深く、フェラーリのDNAが日本で受け継がれていることです。
そのような強固な基盤をもとに、これからも日本市場で成長してゆけるものと考えています。