ルノー・キャプチャー1.2ℓガソリンに試乗 「これは売れる」 高評価
公開 : 2017.05.24 11:40 更新 : 2017.05.29 19:22
■どんな感じ?
「もっと変わっていてほしかった」
外観もリファインが加わった。エントリー・モデルですらその違いがちゃんとわかる顔つき。ラジエター・グリルが一新され、アルファベットのCのようなLEDライトが装備。より強調されたデザインとなっている。
この顔つきは新しい「ルノー・カジャール」と同じデザインで、フロント周りはまるでユニコーンの角のよう。
内装の小変更に関しては、質感が高まっている。ルノーは目に見える機能強化を打ち立てたが、例えばハイ・スペックなモデルの内装を例にとると、ランクが高いプラスティックを採用し、ドライバーをさりげなく歓迎するかのようなメッキの装飾が施されている。
ただ、変更点はそんなに多いわけではない。
これまで挙げてきたものと、Rリンク・インフォメーションシステムの見直しが行われアンドロイドのミラーリングができるようになったくらいだ(ちなみにApple CarPlayは対応していない)。
これまでのヒットを考えると、少々てぬかり感があるようにもおもえる。
機能的には変わりないので、今回の小変更を路上のドライビングで感じることはないだろう。ただし全体的にいい仕上がりではある。
魅力的かと聞かれれば答えるのをためらってしまうが、それでもキチンとクロスオーバーという型にはまっている。しかし動作はクリオにわずかに劣る印象。機敏さも、快適さも今一歩である。