意外な素材 変わり種のボディ&シャシー、ベスト10(第10位〜第5位)

公開 : 2017.05.27 00:10  更新 : 2017.06.01 00:19

第9位 アルミニウム

世界最古の自動車メーカーでもあるパナールはシート・アルミニウム素材を用いてモノコック・ボディのクルマを初めて量産した会社としても知られている。

1953年製のディナZがそれだ。それはとても印象に残る作品で、強固でかつ軽量なシェル形状は、わずか845ccのフラット・ツイン・エンジンであったが、結果として6人乗りサルーンに充分なパフォーマンスを与えた。

しかし残念なことに、製造コストは良くなかった。というのも、コスト試算ではアルミニウムの不要部分をカットすることを想定していなかったからだ。

ディナは次第に全スチール製のクルマに再設計されてしまう。それは製造コストの引き下げにはつながったが、重量増を招いた。

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