ダイハツ・ミラ・イース 目指すはポロ、打倒アルト DNGAの先駆へ
公開 : 2017.06.01 18:10 更新 : 2017.06.01 23:08
とにかく軽く
新型ミラ・イースは軽量設計がセリングポイントだ。構造材からはじまり、合成樹脂のボディパネルの使用範囲拡大にいたるまで、かなり徹底しており最大で80キロ軽量化に成功している。
658ccの3気筒エンジン無段変速機は従来型から継承。ただし「よりよい加速性が欲しい」というユーザーの要望に耳を傾けた結果、トルクのカーブを見なおしたという。
一般的なユーザーが加速感を欲しがるアクセルペダルの踏み込み量の領域を考慮。スロットル開度をファインチューニングするなどしている。
最大でリッターあたり35.2kmという燃費を目標に掲げつつ、「走りのよさもぎりぎりまで追究しました」と開発者は説明してくれた。
■どんな感じ?
徹底的なまでの「こだわり」
実際に中間加速域で気持ちよい加速感が欲しいとき、走りは思った以上にスムーズだった。かつてはCVTの制御で対処していたが、エンジンのチューニングというより基本的な部分に目を向けたのだろう。
サスペンションも基本設計は継承。前がマクファーソン・ストラット、後ろがトーションビームという超をつけたいぐらい伝統的な方式だ。そこでも新型はあらゆるところでの軽量化をねらっている。たとえばスプリングは軽量化のため樽型を採用。細部まで手を抜いていないということだ。
軽量化への努力にはすさまじいものがあるので、せっかくだからもうすこし紹介しておこう。合成樹脂のパネルの多用は先に触れたとおり。すべてのウィンドウガラスも従来より肉薄にしたそうだ。燃料タンクも合成樹脂製になった。