VWアルテオン 本命? 2.0ℓガソリン仕様に試乗 「アツくなれない」
公開 : 2017.06.07 16:40
VWの新たなフラッグシップには、ディーゼルよりガソリンの方が多少なりとも合っている印象ですが、この競争が激しいカテゴリーでは、やはりセールスポイント不足が否めません。
■どんなクルマ?
日本人にとっても、本命モデルか
フォルクスワーゲンの新たなフラッグシップとなるアルテオンは、ウォルフスブルグ的にはファストバックと呼ぶ高級5ドアだ。今回の試乗車は、そのガソリン仕様のトップモデルである。
この仕様には、4モーションこと4WDと、7速のDCT(DSG)が標準装備される。エンジンはフォルクスワーゲングループの幅広い車種に搭載されるEA888型2.0ℓターボで、このアルテオンのそれはゴルフGTIを上回る280psを発生。最新ホットハッチに比肩する0-100km/h加速タイムをマークする。
このユニットを積むアルテオンは、英国では「エレガンス」と「R-Line」の2グレードを設定。今回の試乗車は後者で、標準装備の可変ダンパーに、ローダウンスプリングを組み合わせる。