VWアルテオン 本命? 2.0ℓガソリン仕様に試乗 「アツくなれない」
公開 : 2017.06.07 16:40
■どんな感じ?
感情論で買ってもいいかもしれない
先に試乗レポートをお届けしたディーゼル仕様と同じく、今回のガソリン版アルテオンも見るべきところの多いクルマだ。
スタイリング重視のこの手のクルマで、ここまでキャビンの広いクルマはないし、インテリアのクオリティや装備類の洗練度も上々だ。
感情任せの買い物というのは恐ろしい結果を呼ぶこともあるが、アルテオンはそれもいいだろう。
このセグメントにおいて、スタイリングの象徴的な地位を築いているわけでも、最も夢中になれるドライバーズカーというわけでもないのだから、購入は好き嫌いに頼ることになる。
エンジンはフォルクスワーゲンのそれらしく、静粛性の高い洗練性とスポーティな攻撃性を併せ持つ。
低回転でのクルージングでは静かだが、スポーツモードでは人工音がスピーカーから加えられることもあって音量が増す。自動変速のギアボックスとのマッチングも念入りに行われ、変速はタイムリーかつスムーズだ。