ブリヂストンSF32 当時のタイヤを復刻!?
もうひとつは、なんとタイヤ。当時純正装着されていたタイヤのひとつ、ブリヂストン製「SF32」だ。これはレストア事業の立ち上げを決めた際、サプライヤーに声をかけたところ、ブリヂストンが真っ先に手を上げてくれたことで実現したという。ただ当時の金型もなく、タイヤのコンパウンドも今のものとは異なるため、初代ロードスターの操縦安定性を担当していた技術者とブリヂストンの当時の開発担当エンジニアが協力し、見た目だけでなく、乗り味まで再現した拘りの逸品。現在、ロードスターアンバサダーとして活動する山本修弘さんも「このタイヤを付ければ、NA新車当時の走りの感触が味わえるので、おススメ」と太鼓判を押す。これらのパーツの価格や発売時期は未定だそうだが、年内には続報があるとのこと。
また、新車同様に仕上げられたレストア事業の開発車両を展示。ごく初期型といえる1990年式のスペシャル・パッケージがベースで、18.6万kmを走破したどこにでもある中古車を手に入れ、組み上げている。まだ完成形ではないそうだが、その見た目の美しさは、多くのファンがレストア事業へ期待を膨らませる仕上がりであった。現在、様々なレストアメニューを検討しており、大掛かりなものだけでなく、より多くの人が活用できるようなものも用意したいという。会場内でも、オーナーが必要としている欠品部品や今後の要望などへのアンケートが行われた。
会場全体を見回すと、NDの参加台数増加と共に、男女共に若いユーザーが増えてきていることに気付いた。その多くは、まだ20代前半のように見受けられる。今年は、2000年に行われた同
イベントの「ペダルカーレース」で優勝した男の子が、ついに愛車のNA型と共に参加した。このエピソードが物語るように、理由は人それぞれだが、若い世代のロードスターファンも着実に増えてきている。ロードスターを愛する気持ちに世代差などはなく、楽しそうに人生の先輩たちと談笑する光景に、このクルマを愛する心が次の世代にも受け継がれていると実感した。
マツダがレストアの事業化を実現させ、いつまでも歴代モデルを楽しめる環境が整うことに期待したい。
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全国から集結したロードスターたちが初夏の軽井沢を駆け抜ける姿も、この季節の風物詩だ。
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今年も天候に恵まれた軽井沢ミーティング。会場は、例年通りに軽井沢プリンスホテル・スキー場の駐車場だ
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参加台数増加のため、愛車での参加は事前抽選に。それでも全国各地から1064台のロードスターが集結した。
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開発主査兼チーフデザイナーである中山 雅さんは、なんと朝から来場車両を誘導! ファンを驚かせた。
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広島よりロードスター開発チームも参加。開発中のシート用マットを披露するサプライズもあった。
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前主査である山本修弘さんを始め4名のマツダ関係者が、広島から愛車のロードスターで駆け付けた。
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今や希少アイテムとなったユーノス・ロードスターのペダルカーは、チビッ子たちに大人気だった。
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毎年イベントの最初に行われるチビッ子たちによるペダルカー・レース。楽しそうに走る光景はとても愛らしい。
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フィリピンの「ミアータ・クラブ・フィリピン」が来日。結成20周年の記念旅行で訪れたそうだ。
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専門ショップによるショッピング・ストリート。イベントならではのお買い得なパーツやグッズなども……。
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セクシーなコンパニオンさんが新商品をアピールしていたのは、GARAGE VERYのブース。
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昨年イベントで披露された累計生産100万台達成記念車が世界各地を巡り、再び軽井沢に帰ってきた。
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トークショー第1弾は、注目のNAロードスターのレストア・プロジェクトについて中間報告などが行われた。
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レストアプロジェクトには、ND型の主査を務めた山本修弘さんも携わり、NA型レストア事業への想いを語った。
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レストア事業の開発車両も展示。復刻を望むNAの部品やレストアメニューについてのアンケートも実施された。
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欠品していた部品のうち復刻が決定したものを初披露。そのひとつがビニール製スクリーンを持つソフトトップ。
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驚くべきことに純正装着のBS製タイヤも復刻。パターンだけでなく、乗り味も当時のものが再現されたという。
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展示されたレストア車は、平成2年型のスペシャルパッケージ。18.6万kmを走破した中古車がベースだ。
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まだシステムを開発中のため、完全な仕上がりではないそうだが、それでも、新車同然にしか見えなかった。
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インテリアもピカピカ。細い純正ステアリングは今や希少。当時のカタログ写真を眺めているようであった。
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Mr.ロードスターこと、貴島孝雄さんも来場。ファンとの交流やトークショーを行った。
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お忍び参加だった? マツダ専務執行役員である藤原清志さん。なんと広島から愛車のNDを運転してきたという。
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トークショーの第2弾は、ND型ロードスターについて。ユーザーからの質疑も受け付けられた。
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NAからNDまでが並ぶのもイベントならではの光景。こうして見比べてみると、それぞれの個性も分かりやすい。
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25年前の第1回目の参加台数は115台。それが10倍を超えるビックイベントにまで成長した。
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10周年記念車「10thアニバーサリー・モデル」。ピストンのバランス取りを行うなど手間のかかった仕様だった。
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原点回帰を図ったシャープなND型も初代NA型と並ぶと、そのボディの大きさを感じる。
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ND型の姉妹車であるアバルト124スパイダーの姿も……。こちらも同じく広島っ子なのは皆さんもご存知の通り。
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様々なカスタム車両を見かけるが、なんとすだれ付きのNCを発見。朝顔も配されここだけ一足先に夏だった。
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貴重なM2もここではたくさん出会うことができる。こちらは市販された中でも希少なM2 1002。
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ロードスターで唯一、一体型ルーフを持つロードスター・クーペ。クーペ化はハンドメイドで行われていた。
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歴代で最も参加台数が少ないのが、以外にも先代のNC型。完成度が高いだけに、今後、再評価されていくはずだ。
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昨年末に発売されたばかりの電動格納式ルーフを持つロードスターRFの参加も多く見受けられた。