マツダCX-5 2.2ℓディーゼル試乗記 「注目ゆえの憂鬱」とは? ティグアンを例に
公開 : 2017.06.15 11:10
■どんな感じ?
ドイツ勢と比べていいだろうか?
外観と同じく、CX-5のインテリアにも改良が施されている。構造的には、不変であるが、インフォテインメントの画面は、独立して設置され、センターコンソールの高さは見直されている。トリムの素材も同様。つまり、全体的に質感は認識できる水準で向上している。
マツダは、ドライバーの目や指先に気を遣うのと同等の時間やエネルギーを、耳のために費やしているという。室内の静粛性を突き詰めるために施された改良項目は、多岐に渡り、その多さには目を見張るだろう。
たしかに新型CX-5は、先代モデルに比べて静粛性に秀でている。しかし、フォルクスワーゲン・ティグアンの水準には至っていないのもまた事実。
いっぽうマツダは、同社のクルマがどう走るのかという事にかなりの力を注いでいる。